(インタビュー)体制内で見た文革☆朝日デジタル

[引用]――一方で、文革時代を懐かしむ人々もいます。

 「貧しかったが、腐敗もなかった。だから、一部の人々は今、貧富の格差がなく、腐敗もなかった時代を懐かしむのです」

 ――文革にもいい面があったというのですか。

 「文革は高度に集中した伝統的計画経済を打ち壊し、その後の改革開放への条件をつくった。もし文革の歴史がなければ、中国はソ連の道をたどっていたでしょう」

 「文革前に、多くの庶民は知りませんでしたが、私は幹部として何が起こっているのかを見ていました。党内には、すでに特権階級が生まれつつあった。幹部たちは夏は避暑地の北戴河に行き、庶民には一生、手が届かない生活をしていたのです。文革がなければ、特権化はさらに拡大し、中国は(民主化を求めた群衆にチャウシェスク大統領が殺された)ルーマニアと同じになっていたでしょう」[引用ここまで]

これってロシアからいらした方も似たようなことをおっしゃっていました。

「ソ連時代を懐かしむ人たちがいる。なぜなら、医療・教育は無料。食糧は最低でも配給されていた。自由経済になって並んで肉を買うことが辛い…そんな人々です」

富や権力が一部の人たちだけに集中している多くの社会で、飼いならされてしまっている人たちを豊かにするのはイデオロギーではないのだと私は思っているのですが。

そして、「人民解放軍」は単に国防のためではない…と述べられていますが、私の知るところによれば、強い軍は湾岸ではなく、内陸に置かれているのだとのことです。

また、この記事から毛沢東の行動力とカリスマ性をあらためて汁ことができました。

…でも、少数民族地域については、きっと何も語ってくださらないだろうなと感じました。


坪野和子☆世界の音楽☆世界のことば

2016年からネット発信スタイルを変えてみようと思います。天職である音楽と転職で勉強中の言語を中心にきままに生真面目に書き綴っていきます。

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