30年間眠ったままだった古典基礎文献
いつか、誰か、翻訳してくれる人がいるといいなぁ…と思っていました。
でも、だれも翻訳して下さいませんでした。
理由としては、研究者であれば、この程度の英文の翻訳は不要、一般人のための本であれば、売れないから出版社に相手にしていただけない。
ですが、これらの本は私を待っていたような気がしました。
私が翻訳します!
とても大切な基礎文献です。
後輩を育てるのに必要な本です。
これって、私が最後に借りた可能性がある足跡。
電子化してから誰かが借りている可能性はありますがね。
また、お寺さんの方々はご自坊に親御さんなり祖父母様がお買いになって借りる必要がないので、大学図書館を利用しなかったのかもしれません。
ただ、借りたことで、古書籍を寄贈されたかもしれない大先生の書き込み註釈も落書きではない貴重な価値があるのですがね。
司書さんが「梵文の先輩でなければ借りない本ですよね。そういう貴重な書き込みも考えなくてはいけませんよね」
…私の仕事だね。
特に研究者によるチベット旅行記は、私以外、著者は誰に期待するのかね?
フィールドワーカーの旅を理解できる翻訳。英語が堪能であることよりも、文献あしらいが上手であることよりも、いかに異文化を理解しようとする態度と経験、共感できる私の仕事だよね。拙い英語チベット語の能力ですが、この1年間、やってみよう!
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