【日本語】二人称でわかる外国人のホンネ☆複数「キミたち」

えっ??「キミたち」という日本語が通じない…あわててतुमलोग Tum logとヒンディー(ウルドゥ)で言い直しました。
英語だとyouは二人称であれば単数でも複数でも同じなので…調べたら、フランス支配前は yeという二人称複数があったんですね…でも、現在では同じだし、英領インド時代の英語ではすでに失われているので…。

現在の日本語では、「キミ」「キミたち」は目下から見て失礼な言い回しであるというネット上の記事を見て驚きました。というか、私としては「お前たち」より「キミたち」のほうが丁寧だと思っていたのですが、どうやら現在では「お前たち」「お前ら」のほうが、より親しみがある愛情深い表現であると理解されているようです。「キミ」は上から目線だという…え??「お前ら」は上から目線じゃないんだぁぁぁ。私としては「キミ」は「お前」より丁寧な言い方だと思っていましたから。

この私にとっての日本語ギャップは、大学で17年非常勤講師をやっていたことで形成された「時代」と違う日本語感覚だったのだろうと。ゼミや自主学習学生に対して「キミたち」…大勢授業では「みなさん」(あなたたちではなく)。だから、自分の日本語指導学習対象者である生徒に対して「キミたち」となったのだろうと思います。中高の先生は「キミたち」を使わない、「お前たち」「お前ら」「あなたたち」が基準のようです。あれ、前任校で、なんで気づかなかったの?? って言われそうなので、言われる前にお答えしますが…女子がいたから「あなたたち」でした。キミは低年齢で心理的なジェンダーが作用しているのでしょう。

さて…。



でねぇ…。初級を教える人のための日本語文法ハンドブック, 第 2 巻

これには「あなた」は失礼と…。
体感的に…この表現は失礼だけど、さすがに学校の先生は教科関係なく、youとご理解されているので感謝しています。すみません…後日、加筆修正します。



坪野和子☆世界の音楽☆世界のことば

2016年からネット発信スタイルを変えてみようと思います。天職である音楽と転職で勉強中の言語を中心にきままに生真面目に書き綴っていきます。

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