じいちゃんが働く☆トップダウン☆

庶民が勝手に決められた年齢で退職していく中、「経営者」は引退をしません。
それのどこが問題なのか、というより、引退の年齢を線引きし、後継者やご本人が適切と判断しての引退でも悪くなさそうだと思うのですが、それ以外に内部にしかわからない問題があるのでしょうね。

かつては、たとえばタクシードライバーさんが高齢だと、道もよくご存じで、カンで混雑を見極め、目的地まで快適に…場合によってはちょっとエラソーに…でもさすがベテランさんだなと思わせる安心感がありました。今は、退職後にその仕事に就いたかたで、ナビ頼み。
じいちゃん、頼りないな…というような。
家電販売などでも、すごく知識があるのかと思ったら、??

それなら、じいちゃんそのまま元の仕事を続けていただいて、年季が入ったお仕事をしていただきたいと感じます。


その逆に…元のお仕事が「給料泥棒」だった方々が、新しいお仕事や転勤という形で再雇用で職を得られ、やっぱり「給料泥棒」でしかなかったということもあったりします。

いろいろな意味で不公平ですよね。

日本ではなく、インド・ダージリンで出逢ったじいちゃんは最強でした。チベット絨毯ファクトリーで機織り機修理専門をひとりで請け負っているじいちゃん。
「オレがいないとここは成り立たない」
…引退も後継者育成も考えていない…自分の寿命も考えていない。
日本の経営者たちも、もしかすると職人さんのような想いを持っていらっしゃるのかもしれません。

もうひとつ。トップダウンとボトムアップ。
ボトムアップが理想だとはだれも考えていません。
トップダウンがワンマンでなければだれも悪いとは考えていません。
トップがブレインを上手に動いていただくようであれば(ブレインを使って…ではなく)だれも悪いとは考えていません。

なぜこんなことを書いたのかと申しますと、能力も気力もあるじいちゃんに引退していただきたくないし、逆に能力はないのに気力だけのじいちゃんは引退していただきたい。

日経PBの記事を読んで、記事から離れて自分の考えを伝えたくなりました。



坪野和子☆世界の音楽☆世界のことば

2016年からネット発信スタイルを変えてみようと思います。天職である音楽と転職で勉強中の言語を中心にきままに生真面目に書き綴っていきます。

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