コリアや中国に関する日本メディアの日本語がおかしい
まず、はしょって中国報道の記事等。日本語が中国語っぽいのでヘンです。記事を書いた人に対する言語分析をいたしますと…帰化人のお子さんや残留孤児帰国者のお孫さんなので中国語ベースだというケースと純日本人であるにもかかわらず中国語をがんばりすぎて直訳調であることに起因するおかしさ。
で、今回は韓国・北朝鮮…つまりコリア。日本語報道の日本語。個人のエッセーならば読み流しているのですが、読売新聞という大手メディアのネット記事ということであるので、こういう文末表現を連発するのであれば、読んで意味がない…いや、きっとわかっているかたがただったら「奥歯に物が挟まった」と理解できるのでしょうが。私、本当にコリアに関しては国内テレビ番組をみないので隣国であっても知らない国です。シンガポールやマレーシア発信の報道で今回の「まさおさん暗殺」も知りました。
金正男氏殺害、「誤解」が生んだ悲劇 YOMIURI ON LINE
拓殖大学大学院特任教授 武貞秀士先生の筆によるものです。
文末表現だけ抽出してみます。
★と私は考えている。→そのまま私見ですって。
★北朝鮮には看過できなかったのだろう。→だろう。
★体制のダメージになることは明らかだった。→明らかだった。
★正男氏の母、成恵琳氏は正日氏との仲が悪化して、1974年以降、モスクワに渡航したまま、2002年に死亡したと伝えられている。→まあ死亡理由を暗に…。
★日本や韓国を舞台に「金正恩氏に代わりうる人物」というレッテルを貼られてしまったことが悲劇の始まりだった。→ここだけは「長男継承」という偏見を持つ国によるイメージだという文章の裏が読めました。
★金正男氏に対する過度な期待も拡散していった。→拡散
★事件は13年12月前後に起きていたはずだ。→はずだ。
★「政敵」の正男氏を粛清したという見方は当たっていない。
★彼を悲劇の主人公にしてしまったのである。→ むしろ、という文頭がおかしいですね。
で、いきなり実質保護国中国に対して向けられた文章
★中国はなぜ正男氏殺害を防ぐことができなかったのか。
★これから政治的役割を果たすとは考えられない人物だからだ。
そして唐突に日本メディアに対する内容…ですが、ここは客観的です。
で、また中国に関する記述に戻ります。
★中国はまさか正男氏の命が危ういとは思っていなかったのだろう。→だろう
★中国には正男氏を厳重に警備するという発想がそもそもなかったのだろう。→だろう。
★中国は権力のありかを探る嗅覚がもっとも発達した国家である。→謎に断言
★中国はこの事件に驚いたけれども、北朝鮮との友好関係維持のためにこれからも静観するだろう。→だろう。
★今回、中国が北朝鮮産石炭の輸入を禁止する措置をとったことの政治的意味を過大評価してはいけない。→唐突ですねぇ^^;; ワイドショーしか情報源がない人たちにはこの措置すらわからないと思いますけれどぉぉぉ。
★中国は、金正男氏殺害事件を機に同盟国である北朝鮮との関係を悪化させることは、得策ではないと考えていることだろう。→あれ?? なんでこれが結びの文章なの?? タイトル「誤解が生んだ理由」の意味になっていません。内容だけで判断ずると「が」という格助詞に意味があるのかと読み進めていったのですが…わかりません…すみません!! 「によって」を省略したからなのでしょうが、でも内容ば誰が何をどう誤解したのか意味不明でした。
ごめん…私ってアタマ悪いんですよね、きっと。文章読んで空気読めないんですよね、きっと。
さて、同じく読売。
私としては、ええっ…日本人ってこんな海外事情を知っているんだ…という驚きでした。
→なぜかリンクつけらいないので…
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160215-OYT8T50076.html
0コメント