【記事感想】外国人の同僚とうまくやるコミュニケーション
讀賣オンライン・深読み・小平達也さんの記事
日本人ってなんていい人たちなんだろうと前半を読みながら思いました。また、日本語ができる外国人に対して日本人が勘違いしていると思われる誤解が私のなにで再確認いたしました。で、おまとめを拝読して、同じ意見だなって思いました。
★日本人は良い人
この記事に登場した外国人の例を読んで、「なんで確認しなかったの?」という冷たい態度を取るという発想がまったくなく、相手の立場に立って日本人がどう対応すべきかを述べられていました。
【事例1】「大丈夫」という意味は幅広いので、「行ってもいい」「行く必要はない」という選択の狭い解釈を求められているのですから、「じゃ来てくれるよね」と言うべきでした。そうしたら…ああ…大丈夫の意味がわかっていなかったのね、って再確認したと思います。例になっているかたが韓国人でなければ、本人が確認をしていたかもしれもせんが、謎に共通感覚を持つがために油断して外国であることを自覚していなかったのだろうと思います。
【事例2】「特に急がないけど、できれば早めに頼む」…上司の話しの前半だけ聴いて判断したこと自体、本人のミスだと思います。最後まできいて「ですが、いつまで提出すればいいのか目途を教えてください(もう少し日本語ができれば、教えてもらえませんか?ですね)」私だったら、絶対に確認します。自分の言語ではないのですから。
この記事ではなく、私の周囲。それぞれの母語で会話して(違っていても通じます)最終的に共通言語、さらに確認のため、お互いの言語を知っていても日本語で商談して終わっています。
★日本人は「嫌われたくない」がコミュニケーションのホンネなのかしら??
本来のプロミネーションより外国人向けの助詞強調の日本語って…どうなんだろうなという疑問が。短文で…は理解できますが、やはり日本語で仕事するのですから、本人も「空気を読む」という言葉ではない、コミュニケーション能力を身につけるべきだろうと思います。
その本人を取り巻く日本人も、この外国人の同僚に嫌われたくないので、本人に日本語を教えるのではなく、自分の日本語表現の同僚向けにして理解しようと…本当の信頼関係を持つ人間関係より一歩ひいた関係
★記事のまとめは正しいと思いました
1.「そんなことは常識だ」…文章が短いので事例が見えませんでしたが、その通りでしょうね。過去に勤めた学校である数人の先生が日本の常識を常識として外国出身生徒にがんがん怒っていました。この先生がたは「ここは日本だから日本の常識が常識」…間違えではないと思いますが、客観的な日本の常識を伝える必要がありました。
2.人前で叱る…中国人の面子を重んじる習慣…この記者と同感の実感があるのですが、○○人だからって思いたくないとおっしゃる学級担任のお気持ちも理解できるのです…とはいえ、自分の日本語力や学力のアップより面子を重んじているから、この子の個性で中国人であるからこそのいいところや中国人だからこそありがちな問題点も存在します。とりあえず日本側で…自分たちの常識は何か一回確認すべきでしょう。
3.「だから○○(国名)人は……」
いや、それってあると思います。ですが、これって国別だからなんでしょうね。この分類はまた別の機会で申し上げたいと思っています。とはいえ、○○(国名)人が、政治によって性質が違いますし、地域によっても。私が指導した中国人は「あなた東北だからこう考えると思うけれど」とか言ったりして…。現在、私の指導対象生徒がパキスタン国籍の全員の学校に多文化共生指導に行っていますが、パシュトゥ―ンと都市部は別文化です。
4.言語や文化が異なり、日本語が流暢りゅうちょうでない外国人とでも、日本語でのコミュニケーションは十分できる。ただし、常識の押しつけ・人格否定・決めつけはNGであることを肝に銘じてほしい。
5.言語や文化が異なり、日本語が流暢りゅうちょうでない外国人とでも、日本語でのコミュニケーションは十分できる。ただし、常識の押しつけ・人格否定・決めつけはNGであることを肝に銘じてほしい。…そのとおり。
★日本語ペラの外国人への配慮がほしい
朝青龍関でいつも辛く思っていたのは、日本語ペラの外国人に対して容赦ないメディアの取材でした。これが私の結論です。わかっていると思ってすっとばしている、あるいは、わかっていないという前提で無用な英語説明をする…など。この「日本語ペラの外国人配慮」については、別の機会でさらに。
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