【3分間クッキングのテーマ】ブリキ兵士の行進1
「---セミクラシック」というジャンルについて---
この曲を聴いて「あ、キューピー3分間クッキングだ」と思う日本人がほとんどではないのでしょうか。かなり長年、この曲ではじまるので、まるでオリジナルのようなイメージになっているのではないかと思います。「おもちやの兵隊」という日本語タイトルをご存じの日本人は、すでに「通」といっていいのかもしれません。さらに「通」の方々は、「セミクラシック」という音楽的に軽いけれど、ファンにとって知的階層プライドも満足させるけっしてポピュラー音楽に属さないジャンルの楽曲です。オペレッタから派生した作品群が中心となります。クラシックよりは堅苦しくなく、ミュージカルよりは少し高級感があり、映画音楽よりも余計なイメージがない「セミクラシック」。ファンの多くはなぜかポピュラー音楽を愛好する、あるいはポピュラー音楽を馬鹿にする傾向が強いと感じました。
この手のジャンルの次の時代は「フレンチポップス」。ですが、ポピュラー音楽のほうに寄っていると考えられています。
日本の音楽ファンにとって「ジャンル分け」がいかに大切か??
そして商業ベースでも「ジャンル分け」が音楽商品の「売上」に影響しているのだろうといえるでしょう。
この演奏を聴いて、テンポが遅い…と感じる人は、キューピーの印象が強いからでしょう。
キューピーだと、行進曲としては速すぎです。
…今後、この楽曲について述べる予定ですが、作曲者イェッセンやヨーロッパの行進曲などについてをテーマとしたいと考えています。
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