「う」…長音。


多くの書籍やサイトでは、母語・公用語・学習言語を問わず、長音・拗音のひらがながハードルであるとされています。しかし、自己の経験と自己の指導経験では、母語の文字が短音と長音・無気音と有気音を区別されていると、意外と簡単に理解できます。もっとも、チベット人やインド人を指導した経験が少ないからだろうとは思いますが。とはいえ、今後、ネパール人が増えてくると思われますので、楽に「あ」「い」「う」「-」が書けるのは、母語の文字の影響だということでご理解いただければと存じます。ウルドゥとヒンディが同じ言語なのに…そして洞察力抜群なめっちゃ頭いいのに、ひらがなで引っかかっている生徒をなんとかしないと…。

とりあえず、リンクづけ。

9 長音と促音をうまく教えるコツを教えてください。|日本語・日本語教師|アルク

HOME > 日本語・日本語教師 > 日本語の教え方相談室 > 9 長音と促音をうまく教えるコツを教えてください。 中国語を母語とする学習者の場合「た」と「だ」の区別などの問題もありますが、長音と促音も大きな問題になります。こうした音を「うまく」教えるというよりは、まず日本語の「拍」の感覚を習得させることが大事です。これについてはこのコーナーの第2回「発音の直し方」を参照してください。そこで説明したように、一つ一つの母音や子音+母音の単位、つまり拍をほぼ同じ長さ・同じ強さで、   ○○○○  ○○○ のように続けて言えるようにすることが基本です。中国語が母語の人に限らずたいていの外国人学習者は、2つの拍が続くと1音節のようにして2つ目を弱くする傾向があり、○。○。 ○。○ のように発音しがちで、これを直すには規則的な練習が大切です。  長音がぎこちないというのは、1拍と2拍の音を区別しないためです。「こうこう(高校)」を4つの単位でとらえず、「こ」は長いか短いかと考える傾向があります。「こうこう」は長い音2つでなく、短い音が4つと教えましょう。発音するとき、拍の数を数えさせることや、また、ミニマルペアで聞き取り練習をすることが効果的です。  促音については、発音の仕方についての正確な知識を与えることも重要です。例えば   がっこう を4拍ととらえることがひとつ、もうひとつは「っ」に空白があるのでなく、次の音の構えをしながら、つまりスタンバイしながら1拍分の長さをおくことです。音がないのだからといって、ただ「が」のあと休んで「が こう」としたり「が-こう」としたりする傾向があります。練習方法としてはミニマルペアで聞き取りの訓練をすると同時に次のような発音練習をするといいでしょう※"An Introdction to Modern Japanese"(ジャパン・タイムズ刊)の各課の最後にある練習です。長音についても同書を参照してください。「っ」に 気を つけて 練習

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Ⅰ.概要 本コンテンツは、初級日本語学習者が楽しくわかりやすく学習できるようにすることをコンセプトに作成されました。1課では「ひらがな・カタカナ」、2課では「あいさつ、数字」を学びます。3課から15課までは、日本を舞台にしたスキット映像を見ながら会話例を聞き、各場面で必要な文型や語彙を学んでいきます。3課から15課までのスキットは、日本語学習者が日本へ来てカフェや観光案内所、ホテル、観光地などを旅行するという一連のストーリーとなっており、日本の実像を映像で見ながらストーリーを楽しめるようになっています。スキットに出てくる文型や語彙は、初級日本語学習者に必要な基本文型と旅行に便利な表現をとりあげています。このコンテンツでは、1課から15課までを通して、次のことができるようになることを目的としています。   また、このコンテンツでは、英語訳もつけていますが、さまざまな言語を母語とした初級日本語学習者を対象としているので、映像や写真、イラストなどを多く用いて、英語があまりわからなくても文型や語彙、表現などが学習できるようになっています。 Ⅱ.各課の構成【1】1課 【2】2課の構成 【3】3課~15課までの構成  11年8月10日 当サイトをオープン

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坪野和子☆世界の音楽☆世界のことば

2016年からネット発信スタイルを変えてみようと思います。天職である音楽と転職で勉強中の言語を中心にきままに生真面目に書き綴っていきます。

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