軍楽隊 Military band Musicを聴く[序]
6年前、大学の講義で「蛍の光」を扱い、ブログには指導案づくりを目的にした形で講義記録を書きました。当時、なぜかパキスタンの軍楽だけリンクを埋め込めなかったようです。
また南アジアの軍楽隊に関する研究資料が当時も今も乏しいので、とりあえずリンクを集めてみようかなと思いましたので。
文化の伝播。外交・植民地・戦争・交易・宗教…。なんだろう??
当時、私は「もともとあったもの」「自然といつの間にかできたもの」「つくったもの」「つくられたもの」「融合したもの」「融合させたもの」という分類仮説をたてていたようです。
そして「民族性」と「国民性」の違いは「国民性」には「~られたもの」の要素が強いと考えていました。
今年度、パキスタニー・ボーイズを指導していて、彼らのナショナリズムの濃さとインド分離独立前はパキスタンではなかったという認識と比較的若い国だからこそ持つ感性があることを感じました。
そこで英帝時代の影響があったパキスタン、インド、ネパール、バングラデシュ、スリランカ(セイロン)、ミャンマー(ビルマ)と中央アジア諸地域との軍楽隊比較をしてみたいかなって思いました。
また当時、失念していたのが、モンゴル帝国と突厥です。西洋人の文献資料を信じ込んでいて、軍楽隊の歴史はトルコ帝国と十字軍の戦いが起源とされていましたが、モンゴル帝国がなにか関係あるか知りたいのです。そして、トルコ自体が古代にギリシャ(伝説)との戦争、それから突厥も民族として同じです。
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