ウクレレと関口和之氏の記事を読んで

朝日新聞デジタル記事。サザンオールスターズ・ベーシスト、関口和之さんによる「シロートのためのウクレレ」薀蓄。
私の実母は関口氏の本何冊も持っています。2008年頃に書いたブログ「サザン活動停止を喜ぶばぁちゃん達」から7年も経っているのですから、コレクションが溜まっているのは当然といえば当然でしょうね。

さて、この記事で、ああ、関口氏は子どものころ、バイオリンを習っていたのかしら??って思いました。検索しているとそういった記述はありませんでしたが。比較がギターではなくウクレレだったので気になりました。4絃だから比較なのかしら?? この記事を読むと実はすべての弦楽器に共通していることばかりでした。今までアンサンブルの縁の下の力持ちの仕事をしていた人がメロディもコードも楽しめるといういいかたはすごく説得力があります。埼玉大学の非常勤講師をやっていた頃、学生の質問に答えて「別のパートの楽器を演奏してみる」という楽しみかたをすすめたことがありました。関口氏はプロになってからウクレレと映画出演で出逢ったそうですが、この記事でそのことについて触れていませんが、きっと彼と音楽との関係が広がってきたからこそ、この楽器に対する思いがあるのではないでしょうか。

ところで、「簡単そうイメージ」と学校教育の手垢がついていないこの楽器の軽い音色と重量の軽さは「やさしさ」につながっているような気がします。

音楽や楽器を「習うもの」「聴くもの」「聞き流すもの」ばかりの日本人に、「触れるもの」というジャンルが必要なので、「なにか楽器でもやってみようか」程度の動機がある人にはこういう楽器がよいのかもしれません。


坪野和子☆世界の音楽☆世界のことば

2016年からネット発信スタイルを変えてみようと思います。天職である音楽と転職で勉強中の言語を中心にきままに生真面目に書き綴っていきます。

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