「寄付」についての意味を考えよう

ブータンのある寺院で壁画…というより壁全面での修復が必要なんです!!
ですが、この寺院…国家保護をうけたくない、地元のための寺院でありたい、ということで、二度の震災で壊れた寺院をなおすのに、草の根の寄付を必要としています。

で、わかっていたことですが、日本では、そういう寄付が容易に集まるはずはありません。

日本では、宗教に寄付って…かなりやばいと感じる…もしくは、それが福利につながらないと感じる…だから…そういう寄付はしない。賽銭なら、自分の願い事だから出せるけれど。

ある意味、間違っていない。仏教であれば、というかイスラムも似た表現をコーランで読んだことがあるのですが…。

「他人のためになって、それが自分も得する」
仏教では「自利利他」…菩提道の基本ですね。
コーランのほうがそういった文言が多いと思います。
「なさけはひとのためならず」ではなく、「ひとのためのなさけがじぶんにかえってきた」ですね。

で、日本の場合、自分のために何かやったことで、他人の役に立った…が一番良いのではないかと思います。「なさけはひとのためならず」の本来の意味で。

坪野和子☆世界の音楽☆世界のことば

2016年からネット発信スタイルを変えてみようと思います。天職である音楽と転職で勉強中の言語を中心にきままに生真面目に書き綴っていきます。

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