ブータン初の女性大臣はブータン初の女性エンジニア

ブータン労働居住大臣ドルジェ・チョトゥンさん。
同い年です。はじめて彼女の人生を知りました。
国際女性デーの特別放送だろうと思います。
「女の子がパイロットになったって、エンジニアになったっていいじゃない」
…ここが私と違うところなんだ!!
これは男の仕事、女の仕事と区別されていて、諦めていた私。

エンジニアを志したこと、政治家になったこと、大抵は男女タイプの女性、思考・志向が男性的な同年代ですが、女性であることを活かすというのでもなく、女性は女性として、性別を超えた志を持っていたことがわかります。
現在は与党入りしましたが、実は「第三政党」の党首でした。彼女が登録順では先なので、これも初の女性党首ですが、第四政党の党首も女性です。
…ブータン、単に男女平等じゃないの??と言われそうですが、この動画をご覧になれば、伝統的にそんなに平等でもない、私から言わせれば日本と比べればはるかに…平等に近い。

インタビューしているソナムさんが頷いている姿が時に撮影されていますが、職務を越えて感動してきいているのだろうなと。

彼女の幼児体験が理系に向かい、シェーラプツェ大学と公務員体験が政治に向かい、
ブータン・リケジョの強い信念と深い思考と広い慈愛と大胆な行動。
本当は次期首相になってほしいところですが、離党して現在の大臣になってしまったので、彼女が首相になってもらうには、もう少し後になるでしょう。

※ 彼女が第一回の選挙で落選した理由
対立候補もまた女性でした。
かなりガンガンに論理的に叩き潰したので相手候補は泣きだしてしまいました。
同情票が相手候補に集まり、落選しました。
はじめての民主選挙だったので、感情で入れた票。
ですが、相手候補がそれほど実務ができるとはいえなかったので、第二回の選挙で実務ができるほうがより地元にも国にもためになると判断した有権者たちはドルジェ・チョトゥンさんに入れました。圧勝でした。

[空想・妄想・想像]
ディベートに強い彼女ですが、ネイティブ言語がゾンカではなく東チベット語のブータン方言。政党絞りの二次選挙で、つい彼女がアツくなってそれが出てくると、ゾンカで…とツッコミが入りました。ですが、一度見てみたい。
彼女とドイツ・メルケル首相の英語ディベート。
お互い母語でないけれど、強い信念がある女子の言語ゲームとしてのディベート。

坪野和子☆世界の音楽☆世界のことば

2016年からネット発信スタイルを変えてみようと思います。天職である音楽と転職で勉強中の言語を中心にきままに生真面目に書き綴っていきます。

0コメント

  • 1000 / 1000