PTA☆菊地桃子さん発言から思ったこと

朝日デジタル。
発言の趣旨[引用] 働く母親にとって、PTA活動の負担が大きく、仕事に支障を来しているとの声があがっている。任意参加なのに全員参加することが暗黙の了解となっているケースが多い。政府が積極的に関与・指導をし、女性の就業問題の議論を深めて欲しい。

私自身の自己体験観察です。

◆入学式終了後の恐怖
体育館に保護者を閉じ込め、役員が決まるまで帰さない。
こんなスタートで気持ちよくPTA活動ができるはずがないと思いませんか??

◆あなた学年長やって!!
息子が中3のとき、学年長やりました。
ですが、それを言ったお母様は自分が実質仕切りたかったようです。
保護者代表の謝辞を読むのがイヤだったから。
「それだけはきちんとやるから後はお願いしますね」で丸く収まりました。

◆PTAの会合 
きちんとした議論のしかたが解らない方々が思いついたまましゃべっている…いつまでも決議ができない。ディベートやそういう訓練ができていないうえ、私の年代だとお茶くみOL出身というかたや卒業後嫁に行ったかたが多いので、井戸端会議・ママ会しか話しの仕方をご存じないかたが多く、なぜそうあるべきか、どのような段取りで実行すべきか、どのように他の保護者のはたらきかけるのか、というプロセス順ではなくランダムにしゃべっているだけなので時間の無駄でした。そして、途中、自分の気持ちで反対したいかたがいらして、単なる文句もきかされることになります。

◆「前例」がすべての結論
だったら会議しなくてよろしい…だったら新しいことを提案したくない

◆積極的な人に冷たい・積極的な人ほど頓珍漢
これぞ私のやりがいとばかり張り切っている人をみて、「あの人出たがるから」と冷たく、しかもご当人も頓珍漢

◆先輩ママに仕切られてしまう
上のお子さんでPTAを経験されているお母様が要領がわかっているため、なんでもかんでも仕切ってしまうということが多いようです。さきほどの前例とダブりますが「上の子のときはね」と…。

◇女性社会というより日本文化・ムラ文化そのもの
これだけ読むと…あああ…おばちゃんしょうもないな…と思うかもしれませんが、これは男性でも大して違いがないように感じています。おそらくムラの寄合そのものがそのままPTAに移行しているだけではないのでしょうか。いろいろなことを話すだけ話して最後に長老が「昔からこのようにしている」で終わるような…。一揆を行ったムラはよほど急進派のリーダーがうまく長老を説得したのだろうなと空想の世界にワープしながらPTAの会合で座っていたのでした。

◆そもそもPTAだから
保護者と先生の協力する場のはずでした。ですが、PTAがうるさいから…と、親の圧力団体のように使われることもしばしばあります。「先生、あたしたちもPTAのT」と言いたいのですが、そんなことを言ったらやぶへびなので、心の中で呟いていました。

◆明治時代は地域全体講演会…第二次世界大戦後にPTA
アメリカの押し付けは教育にも及んでいて、本当は民主化させるためのものだったのでしょうが、かえって日本社会も日本らしさがどんどん前面化してしまいました。
それは、多くのひとびとが都市に移住し、ムラの意味が地域ではなく、PTA活動に移行していったのだろうと思います。アメリカ人は日本人が議論討論ができないのは空気を読むからではなく、上位下達のせいだと思っていたのでしょうか??自分たちの価値観と異なることなど考えていなかったのでしないかと思います。

◇「おやじの会」に期待
もう、この際、土曜日のPTA会合開催で働くお母さんに配慮しています…というのではなくて「おやじの会」にお任せしたほうがいいのではないでしょうか。PTAはどうせT抜きの活動ですし。
と…唐突ですが。家事分担が女性より少ないのでお子さんの教育を男性に分担していただき、土曜日の夜は旦那さま方に「呑みにゅけーション」していただいて、ゆっくりざせていただけばいいのではないかと提案いたします。会合も仕事でプレゼンも討論も慣れているのでまっとうな決議になるはずです。前例に従うなら…あっという間に決まりますし。広報の時代遅れの手書き原稿を集めて印刷屋さんに渡してレイアウト…もお父様だったらエクセル使い慣れている方々で組めばすぐ。外部講師をお招きして講演会・お料理教室などのイベントもお母様中心だけでなく、夫婦で参加できるような発想があってもいいと思います。
また「おやじの会」は地域の巡回もされているようなので、地域との連携もできそう。

戦前の「後援会」はお父様中心の地域もあり、私の子ども時代お父様のPTA会長も多かったし(大抵その後市議に立候補しちゃいますが…^^;)

◆楽しければ任意で参加したくなるはず
根本的な問題に目を向ければ簡単。







坪野和子☆世界の音楽☆世界のことば

2016年からネット発信スタイルを変えてみようと思います。天職である音楽と転職で勉強中の言語を中心にきままに生真面目に書き綴っていきます。

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