古舘伊知郎さん☆永遠の微調整の現場を去って

朝日デジタルの記事。来月からトークライブで活動を再開されるようですね。
私は格闘技のお洒落な言葉を使った中継が印象的なフリーアナウンサー時代の記憶もあります。

*以下は私個人の意見です。

反権力、反暴力、反戦争…これが偏っているからいかんというご意見は不思議なのですが。
というより、なぜ大手メディアが偏っていてはいけないと考えるのでしょうか??
むしろ、偏っていて、それぞれの局のご意見を楽しんで…いや楽しむというより考える素材を並べて選んで自分の意見を出していく、あるいは感情的に肯定・否定してみる。

選択肢が多いほうがより自由なのに。
インドや香港のメディアのほうが私の感覚に慣れてしまっているからかもしれません。
ガセネタも大げさな報道も最初からメディアなど信じていないところからはじまっています。とりあえず事実だけ捉え、その後のいろいろな論評を見聞し、自分で判断している、だれかとの意見をすり合わせる必要を感じていない人たちだからなのではないかと思います。
香港の大手メディアの場合、独立派・英連邦復帰派・中道派・両岸(台湾の動きに合わせる・台湾派・民国派)・中国寄り…一部宗教関係…とそのときどき親会社で態度が変わることもありますが、はっきり立場が分かっているので、自由に選んで自分の意見を補強していくためにメディアを「読んで」いると感じています。
古舘伊知郎さんだけでなく、こういった個性的なキャスターさんがたくさんいらして、中には親会社に忠実なかたも、熱く自分の思いを突っ込むかたもあって…というのもいいのではないのでしょうか。NHKだけ論評なしで淡々と事実だけ述べて民放はそれぞれのカラーというのが私はよいと考えています。偏った報道がダメというのであれば、自分の判断力を持つことができない国民を育て教育してきたのだという…また「人と違わない」「空気を読む」「赤信号みんなで渡る」…日本的な全体主義は隣の国の自由がないはずの国の人たちよりも不自由だということを意味すると言えるでしょう。


坪野和子☆世界の音楽☆世界のことば

2016年からネット発信スタイルを変えてみようと思います。天職である音楽と転職で勉強中の言語を中心にきままに生真面目に書き綴っていきます。

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